当たり前じゃない

この前のブログで、男女の産み分けについて書きましたが、私は人一倍この問題に敏感なのかもしれません。
男女の産み分けを希望するという事は、その前提に「赤ちゃんは健康で生まれてくる事が当たり前」という親の感覚があると思うんです。
でも、実際、子どもが元気で健康で生まれてくるというのは奇跡に近い事なんです。
私の子どもは、病気で死産してしまいました。
だから、私は健康で生まれてきてくれれば、男女どちらでも大歓迎、という考えなんです。

親になる人には覚えていてもらいたいです。
子どもが健康で生まれてくる事は決して当たり前のことなんかじゃない。
寧ろ奇跡に近い事だということを。
そして、自分が健康に生まれてきた事も奇跡的な事だということを皆さんに知ってもらいたいです。

男女産み分け

この前、テレビの特集で「男女の産み分けについて」というものがやっていました。
最近タイまでわざわざ行って、男女の産み分けをする日本人が増えているそうです。
どうしても男の子が欲しかったり、女の子が欲しかったりする人は、120万円払ってタイで100%成功する男女の産み分けをするそうで…
受精前に染色体の異常とかも見つかるので、染色体異常での流産の心配などもないそうです。

でも…これって、倫理的にどうなんでしょう?
私としては、これは、もう「神の領域」だと思います。
この領域には絶対に踏み込んではいけないと思います。

もちろん、産み分けを希望する人の気持ちも分かります。でも、それで科学的に産み分けをしてしまうのは何か間違っている気がするのです。
みなさんは、この問題どう思いますか?